面白かった!
(と、言ってしまっていいかしらん?という題材なんですが…汗)
音楽が面白く、その効果のおかげか?
写実→サイケデリックになり、不快感が減少したような気がします。
井浦さんの役柄は、思春期の若者にとって、あるある感あり、
なので物語に納得できました。
なんというか
「魅せられてしまったヒト」の
物語だと思うのです。
井浦さんは、彼女に。
そして瑛太さんは、
彼に。
最後の方
瑛太さんから
「殺してくれていいよ」という声が
私には聞こえてきて仕方なかったです。
人って、イジメでもよく、言われることだと思うのですが
「やって」(やらせて)しまう人は
その事を簡単に忘れ
「やられた」(言うことを聞いた=見せられた)人は
その事が忘れられずに
その中で留まってしまっている。
井浦さんは、
彼女という糸に絡められた囚人になってしまったのですね……
たぶん、三浦しをんさんの原作がしっかりしているのが
この映画を破綻させていない
一番のpointだったのではないかと思います。
2019.12.18 伏見ミリオン座にて鑑賞