しゅん

光のしゅんのレビュー・感想・評価

(2016年製作の映画)
4.0
重っ

『暴力』の爪痕
幼い頃の暴力的な体験は彼らの心から何かを奪い去ってしまった、それは津波が全てを奪ったように、残骸のような彼らの心には何が残ったのか?
そして何を残すのか?

自然豊かな島で育った信之、美花、輔の3人が経験した『暴力』、25年の月日が経ちそれぞれ別々の生活を送っていた3人が交錯して、、、ってお話

心のざわめきや自然の不気味さを表す時に鳴り響くテクノ サウンドはまるで雑音で観てるこちらの心までざわつかせる。

アート作品を用いたり、不快、不可解な演出が一層不気味さを出し、猟奇的な事件のニュースの第一報を見た時のようなゾワゾワ感が漂っていた。

大森監督はアート作品を目指して撮ったと言っていたのでもっとブッ飛んでも良いかと思ったがストーリーを落とし込もうと思うとこんぐらいが丁度いいのかな。

演技のこと言ったら平田満が良かった。何処のクソジジイかと思うぐらいだったもんなー、瑛太も新も良かったよー
橋本マナミは仕事きっちり

評価は劇場での没入感も込み、家で観たらどうなるかな?

メモ
カピトリヌスの雌狼
岡本太郎
サエボーグ
ジェフ・ミルズ
しゅん

しゅん