1でアラクニドとの戦いを制し、優勢に。
2では、優勢と思われてた最前線での局地戦での出来事にフォーカス。故に正直スケール感はかなり狭まる。
要所要所で前作から受け継ぐ士気高揚のプロパガンダ的映像や宇宙艦隊の遊軍映像を挟み、体育会系の軍隊イズムで前作からの熱量をスライドさせてはいるが、それを受けて耐えうるだけの現場になっていない。
今回の作品はアラクニドとの一掃全面総力戦の程をなし、その中で個人に焦点を当てながら様々な人間味のあるキャラクターで何とかぶっ飛んだ世界を繋ぎ止め、ゲーム感覚に近い没入感を演出していた。
しかし、今回はその前作のある種の完成度に頼り、それありきのつもりで局地戦にフォーカスして新たな展開で最前線を描くのは良いけども、新たな新種のバグが現れたから今までにない静かなるパラサイト的な侵略の要素を盛り込むのは良いけども、その“ありきのつもり”がうまいこと伝承されにくい感じになってしまったかな、と。
1の先の話だと感じにくいかな、と。
これはこれで違うパターンとして未確認生命体とのSF戦争モノではなく、SFホラーやエイリアンスリラー系のスピーシーズ系王道パターンではあるけども、前作のパターンにどっぷりハマったまま派手なそれを期待して観ると少し違う印象に慣れるまでに遅れをとってしまう感は否めない。
3もある。絶対観たことあるけど全く覚えてない。前作1があれで2はこれ。こうなると逆に3の様相が気になってきた。
