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ゴッドファーザーPART IIのmatchypotterのレビュー・感想・評価

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)
4.4
200分、なんと重厚な、、、。
やっぱりこのトラック聞くと自分も大人の男になれた気がしてくる(幻想)。

3部作×4シリーズ、ぐるぐるローテーション。
Part.Ⅵ。2周目④。2周目、終了、残り1周。

マーロンブランドが初代ドンとして、作品とファミリーを牽引した1作目。
そこから台頭して彼からドンを継承したアルパチーノ。
そして、2作目から頭角を表してくるロバートデニーロ。
もう、顔ぶれだけでも圧倒される。

コルレオーネファミリーは、2代目マイケルが率いて拠点を移し、再興からの拡大を着実に進めていた。

しかし、新たな縄張り争いで襲撃されたり、キューバに新たな利権を築こうと赴くも裏切りに遭ったり、なかなか順風満帆とはいかず前途多難。

裏稼業として、世論的には犯罪組織扱いされ、糾弾され、思うような活動もできなくなる側面もあり、同業者ともまさにしのぎを削るような摩擦も起きる。

色々と岐路に立たされるファミリー。
一昔前の“古き良き信頼取引”も罷り通らなくなってくるご時世にも直面。

果たしてマイケル、アルパチーノはこの先細りそうな未来、窮地を乗り越えられるか。
多くのことが絡み合い、錯綜しながら工作も施す。
時には感情やあるべき姿をかなぐり捨て、去る者を諦めながら、血で染めながらでもやらねばならないことも。

果たして彼は器として、先代のゴッドファーザーから本当の意味で継承できるか。
父に思いを馳せながら、時勢や駆け引きの荒波に飲まれながら舵を取る、、、。

それが問われ続ける重厚で濃厚で圧倒的な200分。骨太さがここに極まる。

“少なくとも人わ殺せるってことさ。敵は全て抹殺する”。

ドンの徹底的な“修羅”の如くの覚悟と意思が垣間見え、かつての父やファミリーの姿に今の自分のそれを重ねながら実際の行動としてその道を突き進む姿がとても印象的。

これ、3作目、どうなるんだっけな、ちょっと時間が経っていような、、、楽しみだ。

※24年3月、映画オススメブログ、始めました。
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作品単発のレビューはここでやっているので、こちらは企画記事メインに挑戦したいと思います。
皆さん、時間がある時にでも見に来てください。
(まだ始めたばかりでお粗末が過ぎるブログですが)
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