「世代交代」「現実逃避」「衰え」「プライド」「師弟関係」「葛藤」「覚悟」…
そんな言葉が思い浮かぶ今作。
前2作と比べて割とシリアスというか大人向け。
今作は改めて、ライトニング・マックィーンという1人(一台?笑)のレーサーに焦点を当てた感じ。
一作目で“仲間の大切さ”を教えてくれて、今作で“現実を受け入れる大切さ”を教えてくれると言うか。
2作目は正直、今回では関連性が感じられなかった!
(メーターも今回、脇役感が強い)
なので1作目だけ見て行っても大丈夫じゃないかな?
そして観ててこの感じ、“トイストーリーの1と3を彷彿とさせるな〜”と思いました!
トイストーリーも最初はウッディがアンディの1番のお気に入りだったのに、バズという最先端のアクションフィギュアに嫉妬して邪魔をして1人で突っ走って結果的にかつての仲間からも嫌われてしまう。んで、最終的に仲直りして親友同士になる。
3では、オモチャじゃない人間のアンディはどうしても大人になってしまう。必然的に色んなことに興味を持ってしまい、次第にオモチャじゃ遊ばなくなる。しかし諦めきれないウッディ。んで色んなトラブルが起きて、そこで色んなオモチャ達に会ったり人間に会ったり、オモチャにとって何が大切か?幸せか?を改めて知る。
要はカーズ1と3がこのラインに似てるなと!レーサーにとって何が大切なのか。
ずっとトップを走ってきたけれど、それが永遠ではない。歳もとるし使い古されてくる。次世代を担う若者もバンバン出てくる。それはレーサーに限らず全てにおいて。
どうあがいても乗り越えられないこともある。
最初は現実を受け入れられないマックィーン。何とかして再びトップの座に返り咲こうと奮闘する。
見てて気づいたけど、スモーキーの所で訓練してるときにクルーズにずっと勝ててなかった!(゚∀゚)(普通の訓練の描写の中にさり気なく入れてる感じ)
訓練の最後の最後で、何かを悟ったときの表情…印象的でした!
色んな教訓を教えてくれる様な作りで、大人も楽しませてくれる。
そして改めてカーズのサントラってエエわ〜笑
まさにドライブしたくなる様な曲ばっかりでね。
昔の車とかメッチャ詳しい人とかだったら違う角度からも楽しいのかなとも思う。
「あ!この車にこんなキャラ使うんだ」とか笑
そういう遊び心ありそうなんで、ディズニーは。
んで吹き替えの主題歌に奥田民生を持ってくる辺り、「わかってるな〜」と素晴らしかった!カッコよかった!(゚∀゚)
つかコレは3Dでやっても良かったんじゃないの?笑
何はともあれ、面白かったです!
ピクサー作品ほぼ全部に出てくる、トイストーリーでお馴染みのピザプラネットもちゃんと出てきます笑