喜田なつみ

光の喜田なつみのレビュー・感想・評価

(2017年製作の映画)
4.0

ほんと映画への価値観が変わるので
たくさんの人に観てもらいたいなぁ。

主人公と一緒に悩んで悩んで
さいご、霧が晴れたような気持ちになる。


公開当初舞台挨拶付きでみにいって
監督に質問したことが
質問内容がYahoo!のタイトルになって
どひゃー!(昭和)となった。

ずっと手を上げてたけどスタッフさんに気付かれず、
質問終わります~となったのに
監督が「あの子がずっと手を上げてたので質問させてあげてください。」
と強めに言ってくださり、

強さと優しさは一緒になるとこんな心掴まれるのね。と思った。

実はこんな質問子供っぽいだろうか?
と心配しながら

「同じ俳優さん(永瀬さん)と2回も作品を撮られたのは何故でしょうか?」と聞いたら

迷わず真っ直ぐ私を見つめて低めの落ち着いた声で
「惚れたからです。」
の一言。

私のドキドキしてた心臓一瞬止まったかと思った。

Yahoo!タイトルは
「2度の起用は惚れたから!」みたいなタイトルでした。

心ぶち抜かれたね。これは。
T-falより早く沸騰できるよ。こんときは、っておもうくらい。


監督の格好良さは言葉や
仕草に全て現れていて
舞台挨拶って最高で
私は河瀬直美監督に惚れました。

人柄は全てに表れるのだと知った。
映画の内容も
普通の人は気付かない細かなところに光を与える内容で
今までと映画を全く違う角度から切り込んでるから

私はまだまだ映画を知らなかったのだなぁ。
知れて良かった。と
あん と同様に思いました。

こういった作品に出会うと
今までは
知ってるフリみたいな自分だった気してくるのよね。
陰になって気付けなかったけど
光の当て方ですごくキラキラするのだ。
そういう瞬間って好きすぎる。
喜田なつみ

喜田なつみ