久しぶりに驚くほどつまらない映画を見た感じ。敗因は恐らく登場人物の誰にも感情移入できなかったことと、1960~70年代の学生運動を絡めたことで、物語全体が暗いテイストになってしまったこと。あとテンポも悪い。
ただ、本郷奏多さんが風の又三郎みたいな当時の学生ルックで現れたのはポイント高く、さらに成長して眞島秀和さんになるのはナイスキャスティング。
ここまでつまらないと逆に原作はもっと面白いのだろうかと気になる(でなければそもそも映画化されなかったと思うし)。そういう意味では一周回って実写化成功かもしれません。