gifted／ギフテッドのしおりのネタバレレビュー・内容・結末

母も叔父も祖母も、それぞれの信じる正義を貫いたから衝突してバラバラになってしまった。
それをメアリーという美しくて才能溢れる存在が繋ぎ合わせてくれたような
素敵な映画だった。

日々の生活の中で起こる人間関係の中の小さな喧嘩や、戦争に至ってしまうような大きな問題までも全て
世の中のトラブルは大抵、それぞれが正しいと信じる正義のぶつかり合いだと思う。
ベクトルが違うのだから、交わりあえるはずがない。
その犠牲になるのはいつも、小さくて弱くて、でも守られるべき人たち。

フランクの知性と教養に溢れて、でも無骨で不器用な愛情が
メアリーのIQだけじゃなくEQも素敵に育んでいくんだろうな。