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覆面系ノイズのakiのレビュー・感想・評価

覆面系ノイズ(2017年製作の映画)
2.0
普段なら絶対見ないジャンルですが、知り合いが制作に関わっていたので鑑賞。

こ、こ、これは…!

なんかもはやツッコミどころが多すぎて
途中から笑けてきました笑

ブツ切りのシーンが並んで、演技や間や表情から読み取ることは特になく、突然の展開や急に入ってくる心境のモノローグで「え、あ、今そうなってたんすか」と理解を無理やり追いつかせ、なんか思い出そうにもあまり何も思い出せない…!

細かいことはいろいろあるけど、
いちばん致命的なのは主人公の中条あやみちゃん演じるニノちゃんがまったく魅力的に見えず、なんなら(前半は特に)イライラさえさせられたこと。
原作は読んでないのでわからないけど、たぶん少女漫画の主人公ぽい「純粋」で「一生懸命」で「ちょっと天然」でっていう役どころなのかな?
頑張ってそう演じてるのはわかるんだけど、いかんせん中条あやみちゃん自身がスタイル良すぎ、顔小さすぎ、高校生役だけど制服着てても周りからちょっと浮くくらいの異質な可愛さのため、志尊淳くん演じるユズに「大好き!(ユズの書く曲が)」と志尊淳くんを一瞬勘違いさせドギマギさせるシーンとか、「いやいや!あんた!自分かわいさわかってるしょ!そういうの男勘違いさせるからやめよってもう学んできてる程度にこれまでモテまくってきてるでしょ!」と思えてしまって…笑 モテない女のひがみでしょうか笑
純粋さ一生懸命さを出そうとしてたのかもしれないけど、真野恵里菜ちゃん演じるミオに歌教えてと頼むシーンとか、モモに対して自発的に行動しないところとか、なんかちょっと空気読めない自分で考えることができない子に見えちゃって、うーん。
可愛すぎるからか、脚本と演技の問題なのか。まぁたぶん全部なんだけど。

現実的なところを突っ込むと、高校生で金のためにプロデューサー業出来るってどういう人生だよとか、事務所所属してCDデビューしてるのにボーカル代えるとかバンド解散とか、ライトな自己都合で物事が動きすぎだよあんたらもうちょっとプロ意識持ってくれとか、大人な視点で気になる点は多々あり。
あと、急にギターくれた謎のお姉さんの正体とか、なぜモモは一回ぶつかっただけのユズに興味を持ったのかとか、なぜモモは脈絡もなく極楽寺に降り立ち脈絡もなくカフェに入り偶然ユズに会うのかとか、なんで小関くんの学ランあんなにパツパツだったのかとか、マスクの理由とか、とかとか、とりあえず気になることが多すぎてもはや原作読もうかと思ってます笑

大好きな真野恵里菜ちゃんの出てくるシーンはさすが、場面が締まってて良かった。
あと楽器と歌はすごく頑張ってた!
役者陣は楽器はじめて半年であそこまで仕上げたと。役者さんすごい。
という2点で2点!

異文化体験した気分でした。
いろんな意味で面白かった。
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