落語で言うところの「短命」ですね。しかし、その事で主人公が理不尽なイジメや年上を理由に男に逃げられたりと割に合わない。しかし最後は必ず海辺でまぐわいするんですね。

• #潮吹き海女
• #日向明子

契りを結んだ男を不慮の死へと追い込んでしまう薄幸の海女（日向明子）が、他人の夫（五條博）に心の拠り所を見つけてしまう。「魔性の女」の自己実現を描いている、日活ロマンポルノ。海女シリーズ第5弾。

「男の人生を破綻させてしまう魔性の女」と「魔性に引き寄せられてしまう男」の葛藤劇。女性にファンタジーを抱えている童貞君との交流劇が盛り込まれており、胸のすく思いでいっぱいになる。

主人公の日向明子は、名器の持ち主。彼女の情夫になった男は自惚れが増していき、最終的には何かしらの自損事故を引き起こしてしまう。主人公は、自身の体質を厭わしく思っているのだが、そこに特別な人が接触してくる。

何度もリサイクルされているモチーフだが、「夫婦円満の鍵は夜の営みにある」「男は美人とは長続きできない」を真摯に描いているため、その様式美を楽しむことができる。そして、日向明子は足のサイズが想像以上に大きいことに気づかされる。

• #エロ映画

私の嫌いなロマンポルノジャンル、それは「海女もの」。海女ものな瞬間避けていたのでふんどし祭りくらいしか観たことがない。でも新年度新しい扉を開けてみたい気がするし、白鳥信一×大工原正泰×水野尾信正で助監督黒沢直輔、主演日向明子って海女ものじゃなかったら絶対私テンション上がる布陣じゃないか、ということで再生。日向明子さん超美人で大好きなのに海女になった瞬間ちょっと微妙になる悲しみ。海女ものの海女シーンはみんなほぼすっぴんなのよ！んで海入ってそのままシャワーも浴びずにおっぱじめておめぇ磯の香りすんなぁとか言うから生理的に無理なのよ。砂浜でおっぱじめるのも砂が入りそうで嫌なのよ。すぐおめぇのうみへびとか伊勢海老とかあわびとかはまぐりとかたとえ出すのも勘弁してくれってなるのよ！でもひぐらしの鳴く中で初めて結ばれるシーンはなんか感動してしまった。いろんなシーンで虫の声がすごく効果的なのよね。金田さんも五條さんも期待を裏切らないし、最後はほんのりハートフル、やっぱり白鳥信一好き。海女ものじゃなければ+0.5点。