若手実力派俳優の重厚な演技合戦が展開されるのかなと思ったら結構トリッキー。
松坂桃李さん扮する心優しき青年が実家にある「ユリゴコロ」なるタイトルのノートを読んでみたら…な展開でそのノートの記述が嘘か本当かで引っ張っていくわけだが。
そのノートの記述の描写が中島哲也監督のフォロワーみたいな描写で笑う。悪くないけどなんかオリジナリティはどこ?って感じ。衣装なんかも懐古趣味なのかと思ったら時代考証なのね。
ストーリー上は仕方ないが終盤は吉高さんの芝居見たいのに軸足ずれるのはなんか損した感じ。けど真面目な振りして結構はっちゃけてるなと楽しめた。
松坂さんが車のハンドル握ったらその本性が覗くみたいなシーンの下手さはどうしたものか。