このレビューはネタバレを含みます
生きるために殺す。みたいな設定のストーリーはよくあるけど、この映画とそういうストーリーの中の1つかなーという印象。
共感は出来ないけど、こういう風に生まれたら苦しいだろうなーと思う。
遺伝ってすごいなと思うことはたくさんあるけど、感性とかは絶対遺伝するものではないから、ノートを読んで自分の生い立ちを恨むより、母の悲しい過去に寄り添って欲しかった。難しいだろうけど。
横道世之介を観て、吉高由里子が良かったので、この映画が観たくなったけど、この映画でも吉高由里子は良かった。カメレオンというのとはまたちょっと違う感じがするけど、吉高由里子の個性は残しながら役が憑依している感じ。好きな女優さん。
松坂桃李は静かな演技はいいけど、感情が高ぶった感じがいまいち。特に負の感情が苦手な印象。ツナグは良かったけど、娼年は…だったし。