夏色ジーン

アウトレイジ 最終章の夏色ジーンのレビュー・感想・評価

アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)
3.5
感想川柳「損得より 貫き通したい 本分あり」

アウトレイジの最後ということで観てみました。φ(..)

関東の山王会と関西の花菱会の間で起きたし烈な権力闘争の後、大友は韓国に拠点を移す。彼は日本と韓国の裏社会で暗躍する実力者張会長の下にいたが、ある時、韓国に出張中の花菱会の花田が騒ぎを起こし、張会長の部下を殺害してしまう。この事件を発端に、張会長と花菱会の関係は険悪になり……というお話。

前作、前々作に比べたら比較的おとなしいイメージ。(´・c_・`)大友も淡々とこなしていってるような…。前からそうだけど昔気質の任侠は生きづらいんでしょうかね。予告にあった「全員、暴走」は言い過ぎかな…。

最初のインパクトが強かったですからね(゜゜;)それを求めるとまた違いますね。「忠義」と「行き場の無さ」で死に場所を求めてるような…。

つくづく現実にスーパーヒーローはいないんだなと思う。「正義」や「忠義」を貫きたいのにそれをさせてすらもらえない。結局誰かの手のひらの上と悟った時の絶望感たるや…(T^T)最終的に「自分のとこが安泰なら他はどうでもいい」というイヤ〜な弱肉強食が見えました。

「死に際」「引き際」「瀬戸際」この『際』の見極めが出来る人になりたい。「潔さ」=「美しさ」というメッセージが込められているかは分からないけどそう感じた。だから繁田と大友が印象的だったのかも。

ラストは何とも切ない感じ。( ´△`)

ピエール瀧はこういう作品に欠かせない存在になってきましたね。(゜〇゜;)やっぱり光石研は素晴らしいな〜m(。≧Д≦。)m松重豊も西田敏行も塩見三省もスゴい。

そして大杉漣さんのご冥福をお祈りします。m(__)m

んでまず(^_^)/~~