おーもり

クローバーフィールド・パラドックスのおーもりのレビュー・感想・評価

3.0
唐突にネトフリ限定で発表されていたクローバフィールド最新作。
いつでも見れると思って放置していたけど目に留まったのでやっと鑑賞。

今回は近未来SF。粒子加速器を宇宙に置くってアニメにありそうな設定にワクワク。
そして案の定、事故が発生し奇怪な現象が起こる機内。
あるはずのものが無い!というドキリ感と、常識の通じぬ異次元にきてしまったとの絶望感にひきこまれる。
ただ、なんでその異変が起きているのかという理由は全く語られないので別に意味はない。ただ怖がらせる興味を引きつけるだけのドッキリ要素だったのは残念。

そしてシリーズ全体の重要ポイントだったと明かされる。
時間も空間も超越して異次元の存在が出現してしまうとのネタばらし。シリーズをつづけるための言ってしまえばこじつけ作品にうまくできている。
でも、クローバーフィールドシリーズの醍醐味は、異次元生物が出現し天変地異が発生した時に、人々がどんな物語を紡ぎ出すのか?それをどんなフォーマットで描くのかということなので巧みな伏線とかは別に無くていいからちょうどよい塩梅かも。

POV的な記録映像、密室サスペンス、SFと来て、次はどんな形式かな。
がっつり怪獣映画、ヒーロー映画、ホラー、戦争モノ、政治ドラマなんでもできるやん。はよ次を出して欲しいですね。