ABBAッキオ

拷問男のABBAッキオのレビュー・感想・評価

拷問男(2012年製作の映画)
2.7
 2012年オーストラリア映画。日本語タイトルが与える印象と異なり、幼い娘を無残に殺された父親が復讐のために拷問に走る物語。シリアスな内容で真面目に作られているのだが、バランスが悪い印象。娘への愛情と犯人を見つけ出す過程が約半分、拷問が約半分だが前半が長すぎ、後半は色々試している印象しか残らない。犯人の自宅で犯行を記録した日記があまりに簡単に見つかるのが不自然な気もする。制作の動機は幼児犯罪に対して無力な司法への怒りともとれるが、そうした怒りに共感はしても、この映画の拷問シーンを見てもカタルシスは得られないのでは。
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