このレビューはネタバレを含みます
孤独を抱えるチセがやっと心の拠り所と思える図書館に、三浦さんに出会えた話だけどやっぱり100%ハッピーエンドでは進ませてくれないのね。
普段温和な感じの笑顔の三浦さんが、時折狂気じみた感じになると言うか、何か急に不安定になるから、何かある!とは思ってたけどまさか怪物に食べられて消えちゃうなんて。彼がチセに託した本は大切な想いが込められてて泣きそうになる。
三浦さんに名前を素敵だって言われた時のチセの目に少しだけ光が宿るのが印象的で、
図書館がまるで宇宙になったかのように沢山の星が煌めくのが神秘的過ぎてとんでもないくらい美しい。
図書カードを破かれたチセはもう二度と訪れる事が出来ない筈だったのに、何でカード復活したのかな。何か強い繋がりが引き寄せたのかなぁとも。
チセと三浦さんの2人にとっても“本”は互いを繋ぐ物なのかな。