見入った。現代アート系の展示会の一室で流れてそうな映像ではあるけど、それ系の映像がこんなに長時間見れる機会ってなかなかないのですごく良かった。
きっと争いや病ではなく貧しさと諦めから人が消えていった廃墟が延々映し出されて、非常に寂しい思いをする。映像で見てると滅びって綺麗だなと思ってしまうけど、時々雨音や虫の羽音もするので湿ってて虫がたくさん飛んでて不快なんだなと時々わかる笑
印象に残ったのは超序盤のサッポロビールのロゴ、白い鳥籠？天秤？がたくさん並んだ部屋と、コインロッカーのところで埃の塊が生き物みたいに動く場面、超日本っぽい旅館、床に散乱するビデオテープ、窓から見える水平線、海のジェットコースター跡。また前半は植物、後半は海や雪に埋もれていくような印象。
ラスト吹雪でどんどん見えなくなっていくのすごく好き。
