ナレーションもなく音楽もない代わりに風の音や鳥の声など自然の音のみの静かな映像が延々と流れます
人のいない廃墟やゴーストタウンとなってしまった街並みになぜだか息が詰まるような喉の奥に何かがつっかえているような言葉にし難い感情が湧き上がってきました
この風景に人間が居ないのが不自然であると同時に、なぜこの風景に人間の都合で建造物が建てられその後手付かずのままになっているのかと考えてしまう
そんな建造物から人間が去った後は自然がそれらをいとも簡単に飲み込んでいってしまう
廃墟マニアでなくとも何か感じるところのある不思議な作品でした
