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私はあなたのニグロではないのkotのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

Amazon見放題終了間近の駆け込み鑑賞。
黒人差別についてのドキュメンタリー。
ドキュメンタリーは眠くなるかも?と懸念していたが、ぐいぐい引き込まれ、最後まで観れてしまった。
俳優のサミュエル・L・ジャクソンがナレーションを務めており、その語り口調から、長年差別され続けている、黒人という立場の怒りがひしひしと伝わってきた。
華やかで豊かな白人文化と、それを支える黒人達の犠牲。人間扱いされず、下等な動物のように扱われてきた。
「同じ人間なのに…。彼らが私達をニグロと差別する時、彼らはニグロ(差別する対象)を必要としている。私達はニグロではない」という言葉が印象的だった。
そして長年、黒人差別が何故続いているのか不思議に感じていたが、「黒人は白人を差別しない。白人が黒人を差別するのは、黒人が恐いから」という言葉に若干のヒントを得た気分になった。
差別は人間社会なら誰にでも発生する可能性があるので、対岸の火事とは考えず、自らの行動を省みる材料にしたい。
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