私はあなたのニグロではないの作品情報・感想・評価

「私はあなたのニグロではない」に投稿された感想・評価

宇宙

宇宙の感想・評価

3.6
歴史は過去ではない、現代だ。と。華々しく見える自由の国アメリカ。しかし実情はそれとは異なる過去が、現在がある。よりまっすぐと一人一人の向き合い方を問われる作品。わかりやすい作品ではないが、一つのきっかけになる作品。
じゅん

じゅんの感想・評価

4.2
レンタルにて観賞
今では社会で活躍する黒人や有色人種も増えてきたけど ほんの50年前にこんな過激な迫害があった事を忘れてはいけない 「大統領執事の涙」「デトロイト」あたりと合わせて見るべし!
fuchan1014

fuchan1014の感想・評価

3.5
自分が知っている歴史は記録の記憶だけで端的過ぎる。そこに至るまでの事はすっかり抜け落ちていて意味があるのかないのか。知らない事だらけだし大切な情報をもっと学べるようになると良いのかも。人種をくくるより人間の尊厳をよりもっと深く共通して学ばなければならないと思うのです。
どちらの視点で作られてるか。
アメリカ社会の暗い闇であり問題は山積み。ただ奥深すぎる人種問題 まだまだ勉強不足の自分には、、、、
しかしこれは映画で作品として捉えるとちょっと一方通行な感じでした。
もっといろんな作品を観なきゃ と反省です。
黒人の差別撤廃運動を当時の映像を用いながら回顧する作品。映画や演説など様々な資料を用いており、見応えがある。人類は黒人から生まれたのに、「どうして子供(白人)は親を差別するのだろうか。」「私たち自身が歴史である。」などのメッセージが印象的であった。400年前から相も変わらず差別が無くならないのはどうしてだろう。公民権運動によって形式的には差別はなくなったが、一部の白人には差別意識があるに違いない。小林よりのりは『差別論』で喜怒哀楽差別と述べた。人間の本質に、劣っている他者を見下したいという欲求があるという考えだ。これが真であれば、差別の越境は不可能。「ニガーは誰が作り出した?」
くぅー

くぅーの感想・評価

4.0
"白人がニガーを生み出したのです。何のために? それを問えれば、未来はあります。"・・・と、締めくくられる本作を、ただただ頷いて見終えましたね。

アメリカ黒人文学を代表する作家、ジェームズ・ボールドウィンの原作を映画化したドキュメンタリーで・・・主にキング牧師にマルコムXにメドガー・エヴァースの三人の名前が出て来る。
先出の二人は映画でも勉強したので、特にメドガーを今回はじっくり見ることになり・・・その思慮深さに納得。

しかし、米国の闇に焦点があたるドキュメンタリーを見ると、つくづく自由の国って何だろうと思う・・・差別する権利も自由で、ある意味、悪も自由と言い兼ねない。

そして、印象に残るのは、"白人の憎しみの根源は、恐怖。"で、"黒人の憎しみの根源は、怒り。"と。
つまりは、白人が恐怖の妄想から身勝手に黒人を差別しただけで、黒人は白人から不当な差別をされなければ、怒る必要も無かった訳で・・・冒頭の言葉に繋がる。

昨今の米国からの犯罪のニュースを見ても、まだ依然とずっとくすぶり続けるこの問題・・・自由の国に本当の自由の未来は来るのかな。
ボールドウィンの言葉(思想)で観るアメリカ黒人史。
90分と短めなので、一つ一つの事柄も割とサラッと扱われている。
きっかけとして観るにはいい映画。
生温い自由化に囚われない、明確な答えを出すところに好感。
見事な悪意の引用も素晴らしい。
大学時代齧ってたので、ある程度は既知の内容ですが、優れた黒人をテーマにしたドキュメンタリー。
アメリカの黒人差別問題を掘り下げた話。
著書をベースにしているので、ナレーションの詩的な表現や抽象的な言葉が多く、もっと写実的に言葉を用いて欲しかったかな〜
あとは、せっかくアメリカの人種差別問題の根幹に歴史的経緯のある事を提示しているのに、尚且つ映像としてインディアンが出て来てるのに、そこに一切触れないのはどうかと…

ただ、終盤で提起する、白人による他人種への恐れが差別の淵源であるという考え方は、強く支持できる。
スターウォーズでヨーダも「恐れは怒りを生み、怒りは憎しみを生み、憎しみは苦痛へと繋がる」みたいな事を言ってたけど、ホントその通り!
未知の物事や人に対する、恐れが自分を守る為に、それを阻害したり、隔離したり、排除しようとする。
そうではなくて、恐れるのではなく先ずは知る事、学ぶ事、が何より大切なのだと思う。

「向き合ってもあわらないこともある。だが、向き合わなくては変わることはない」というボールドウィンの言葉は、とても印象的。
上映開始時間が遅めだったので酒飲んでから行ったら途中で寝てしまった。ごめんなさい。
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