私はあなたのニグロではないの作品情報・感想・評価

「私はあなたのニグロではない」に投稿された感想・評価

Masumi

Masumiの感想・評価

4.0
アメリカ黒人作家、ジェームズ・ボールドウィンの書を元に、様々な資料映像と組み合わせて作られた映画。今までキング牧師しか知らなかったけど、暗殺される黒人活動家の多さに驚き。根深いアメリカの差別の根本を、著者の演説で漸く理解できた気がした。
「デトロイト」鑑賞前に観れて良かった。
んー、NHKスペシャル??
なぜこれを映画に?

確かに流れる曲はカッコよかったけど。
人種差別問題。とくに分かりやすいのが黒人、または、アフリカンアメリカン。
今、#MEtoo運動などで様々な人々が様々な差別を受けてて。
そういうなかで何故今さら黒人差別問題を取り上げる?

キング牧師、マルコムX、オバマ前大統領に関する 衝撃の真実!!みたいの期待して観に行ったんだけど。
真新しい事は、なーんにもなし。

映画的面白さもなし。

昔、「華氏911」がカンヌでパルムドール取ったときの審査員長、タランティーノのコメント。
「別にマイケル ムーアの活動に賛同してるわけじゃないし、彼の考えと同じわけじゃないよ。単純に、この映画の出来が素晴らしいからだよ」
いかにもタランティーノらしいセリフだけど、そうだよね。
映画は、ドキュメンタリーでも、エンターテイメントだって事忘れちゃダメだよね。高い入場料払って、みんな観に来るんだから。

映画は、映画なのだ。
決してとっつきやすい作品ではない。アメリカという国の、目を背けたくなるような厳しい、血塗れの現実がこれでもかと語られる。何の説明もキャプションもナレーションもなしに次々と写し出される映像。右に左に出てくる字幕。見づらいんだけど目が離せない。いつもはトボけた味のサミュエル叔父貴の静かなナレーションが魂に突き刺さる。
キング牧師、マルコムXらが台頭し始めた頃から話は始まる。
当時のニュース映像や映画・音楽などを通して黒人たちの受けてきた酷い仕打ちや立場などをこれでもかと挙げていく90分。

何も解決に向かってないアメリカ合衆国内における黒人差別問題の現状が語るように
この作品内においても何も解決に向かわないのが見てて本当に辛いけど、どうにかしてこの問題の答えを導き出そうとするところで作品は終わる。
ナレーションで話が進むスタイル、苦手…。
本人が話す映像はやっぱり目が醒める。
小説「地下鉄道」を読んだ後ということもあり、とあるシーンにショックを受けた。他にもたくさんショッキングではあるけれど。シドニー・ポワチエの立場はそういったものだったのか、あの映画が大好きな父はどう思うんだろう、などとも思った。
エンドロールで流れるケンドリックラマーの曲に再度ハッとさせられる。
612aki

612akiの感想・評価

3.5

知識が至らない所が多すぎてあれだけど、

黒人(差別される側)の憎しみの源は怒りだ、白人(する側)の憎しみの源は恐怖だ。

すごく印象的だった言葉。
自分と違うものとして関心を持つ前に、自分の知らないものだと恐怖して無知なまま否定する事。それがきっとすごく恐ろしくて愚かな事で。
そしてそれより恐ろしいのが、その無知の中にいる事に、無意識に無関心でいる事。

#私はあなたのニグロではない #iamnotyournegro #ラウルペック #ジェームズボールドウィン #映画 #movie #数や残虐性に違いはあれど何も変わらない過去と現在に恐ろしくなる
あの人もこの人も出てきて見ごたえある映像だったけれど、映画として物足りなかった。
りょ

りょの感想・評価

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人種差別がどのようにして生まれたか、を生まれて初めて説明された
何か悪いことをしたわけじゃない
ただ恐怖心をどうにかするために虐げられた人々が自由のためにどれだけ困難な道を歩んでいる途中にあるのか、
アメリカにどれだけのレイシストがいたのかがよくわかった

ボールドウィンのすごさ。かっこいい
エンディングの曲も刺さる


44
ジェームズ・ボールドウィンの見識を通して、アメリカにおける差別の歴史とその本質を浮き彫りにするドキュメンタリー映画の傑作。ハリウッドやテレビが作り上げたアメリカン・ドリーム幻想への見事なカウンターパンチでもあり、鑑賞後には、世界の見方が変わること請け合いだ。差別に限らず、無知や無関心の恐ろしさ、日々の生活ですり減った情熱など、自分自身を見つめ直す良い機会でもあった。また、ケンドリック・ラマーは大好きなので“The Blacker The Berry”も、もちろん聴いたことはあったし、何となく分かった気になっていたが、この映画のエンディングほど強烈に胸に響いたのは初めてだ。ほんの少しだけ彼の本質に触れた気がした。
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