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散歩する侵略者のeulogist2001のネタバレレビュー・内容・結末

散歩する侵略者(2017年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

・・・ずっとそばにいるよ、最期まで。

どんでん返しとまではいかないが、最後までどうなるのか目が離せない本作だが、ラストの一語のためだけに物語が構築されていることは確かだろう。

概念の理解を奪うことで地球を侵略しようとする宇宙人。人類そのものに希望を持てないジャーナリストが狂言役を担う。荒唐無稽な設定だからこそ、「愛」という概念が際立ったともいえる。

長澤まさみの「日常」を際立たせるまさに地に足がついた骨太の演技が秀逸。彼女の演技があったればこそ、荒唐無稽な状況の中にしっかりとリアリティが確保されていた。
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