風来坊

エンド・オブ・ステイツの風来坊のレビュー・感想・評価

エンド・オブ・ステイツ(2019年製作の映画)
4.0
相変わらずの怒涛の展開で緊張感がある。リアリティーとフィクションが絶妙のバランスで相変わらず面白い。
3作目ということで少し展開を変えていますが、前半は敵にいいようにやられ窮地、終盤にに逆襲という分かりやすいワンパターンは健在。大作映画なのに所々のCGがチープなのも相変わらず(笑)

主人公を窮地に陥れる為に仕方ないがオランウータンみたいな女性FBI捜査官が主人公の濡れ衣を疑う術もなく無能。
一生追われる事を考えたらたかが10億程度(計算間違えてたらごめんなさい)でアメリカ大統領を暗殺するには割りに合わんし、バニングの愛国心というか貢献度考えたら分かる事だと思うが…。
仮に裏切るとしてもバニングならもっと上手くやるでしょ(笑)

黒幕も最初にこいつだなと見当ついちゃう。あのシーンはどうしても異質に感じちゃうので…。前2作のザ・アクション映画から、折角「逃亡者」みたいなサスペンス的にしたのにちょっとグダグダであまり成功しているとは言い難い。

あの人登場はあの親にしてこの子あり的で面白かった。やりすぎちゃうところがまあそっくり(笑)
悪党側は入念に準備してた筈が後半は強引な手口に変わり急に始まるドンパチ。確かに都合が良すぎなんだけど、アクション好きとしては堪らん( ´∀`)

銃撃戦の臨場感とズタボロになりながらも敵を1人づつ片付けてのいく死闘感がこのシリーズの真骨頂で、それは本作でも充分に堪能出来ます。
新たな登場人物とバニングの過去の掘り下げが、なかなか良い感じの風を吹かせていました。

ラストもなかなか粋で笑えます。
ちょっとパターンは変わったものの、本質的には終盤は何時ものやつで非常に楽しめた作品でした。

まとめの一言
「爆弾親父」
風来坊

風来坊