観客に考察をしてほしい狙いがあるのか、後半は意味がよく分からないシーンが多いです。キャラクターの行動も理解できないものがあったため尚更でした。
特に、最後に至っては「結局どうなったんだ？」の一点でした。モヤモヤ感が残ったので、ストーリーは評価できませんでした。
そして菅田将暉さんと広瀬すずさんの演技ですね。
脇を固めるのが、宮野さん、浅沼さん、梶さんなどプロの方々なので彼らの演技だけ自然に聞こえませんでした。見ていられないくらい下手ではなかったのが救いです。
良かった点を挙げるならば、やはり映像ですね。絵が綺麗でとても印象には残りました。シャフト独特のカメラワークや表現は好みが分かれると思いますが、物語シリーズでよく見ていたので「いつもの」という感覚で見れました。
本作の公開時期が「君の名は。」の翌年の同じ時期だったので、続けて大ヒットを狙った感じがありましたが、この内容だと無理があると思いました。
