このレビューはネタバレを含みます
良いじゃない！めちゃくちゃしっかりファンタジー頑張っているし、"恥あかし"と言う相手の目を見つめると相手の隠したい事恥ずかしい事後ろめたい事が分かる謎の特殊能力とか、現在の王も後継者も葬って、次の後継者を犯人にしたて上げて自分が王に成り上がるという野望とか。紋章付きの旗とか。城壁に囲まれた街とか…すき…。
こんなに好き要素あるし、別に目立ってアレなところないけど評価低いわね…と、思ったら…何も終わってなかった…！これ何？Part1とかそういう…？3部作の1作目のキリの良いとこ、みたいな感じで終わっている。
あと後半、相手の恥を引き出すんじゃなくてテレパシーみたいに相手の脳に直接語り掛けるだけ、みたいになってる…。本当にこれで良いの？殺したのはドラカンよ……とテレパしるだけ。
これなら、別に強い説得力か強制力を相手に植え付けるテレパシー能力 みたいじゃない？せめてドラカンから引き出した映像とか、後継者が無実なアリバイとかそういう映像を直接市民の脳に送れるとかならまだ分かるんだけど。
言ってるだけで証拠がない、が、民は信じる。
自分の言ってる事を信じ込ませる能力に変わってしまっている気がしたなあ。
一番ダメなのは、最後の最後で子供の頃バカにされた相手にトドメを刺す事が出来ないって後ろめたさをまた発揮してドラカン生存、自分たちは仲間を連れてなんか…謎の崖に作られた町(ビジュアルは◎)に避難して、次は必ず倒すぜ……！とか言って終わり。
政権は…？何一つ解決してなくない？母親取り返して来ただけって言う。一応主人公の頑張りで母を取り返し、兵士長みたいな人とか数人が仲間になってくれたけどもさあ。
後継者がトドメ刺せなかった所為で味方になってくれた兵士死んどるし…どうすんのこれえ。
これで終わりは流石に～。結構ええじゃんと思ってただけに、後編ないのは辛い。
