映像のタッチが絶妙!好きだわーこういうの。
ズッキーニも、他の子たちも愛くるしい。
そんな幼い子どもたちが、それぞれの暗い背景を抱えて施設に集まっている。普通だったら重めの空気の漂う話になるところが、全体的にポップな仕上がりをしている点だけでなく、そこに集まっている子どもたちの友情だとか人生を楽しもうとしていたりだったりとかにフォーカスされているので、どちらかというと観ていて笑顔をもらえたり、ホロリと感激したりする。
二人を見送るシモンの寂しさを表すシーンには胸が締め付けられる。
過去は過去としてもう置いといて、今いる自分の環境が恵まれているのならそれに感謝しながら、これからの明るい未来を見据えて生きる、前向きな気持ちをもらえる作品。