チュン之丞

アナベル 死霊人形の誕生のチュン之丞のネタバレレビュー・内容・結末

アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

死霊館シリーズ公開順に見ているけど、今作は4作の中で一番音で驚かせたり、出るなって思った所で出たりと言うのが多かった。

階段自動昇降機や小荷物専用昇降機が出てくる時点で、絶対この2つにホラーシーンあるだろうなって思ったらやっぱりあった。

階段の方は、最初下がらないのはシンプルにベルトつけてないからだし、途中から上の階に戻っていくのもそのままのスピードだったのは意外だった(高速でバーンって戻ると思った)。
ゆっくり戻っていく恐怖からの突然の椅子が飛んでくシーンは笑っちゃいけないけど、笑ってしまった。

小荷物専用昇降機で悪魔が襲ってきて指をかけてきた時にリンダが蹴飛ばしたら手を引っ込める所がなんか笑えた。悪魔なのに痛いのかな。

紐付きのおもちゃの銃(アナベルの部屋から勝手に持ち出した)を暗闇に向かって撃ってたリンダが、玉が戻ってこなくなって、悪魔に取り返されるのもなんか笑った。

所々、笑う所ではないんだろうけど、比較的短期間で死霊館シリーズみてるから感覚が麻痺してるのかな?

シスターがルーマニア(だったっけ?)の研修に言った時の写真を見せた時に、サミュエルが見つけたシスターの描写が凄い。反射させると見えるとか。でも最初から写ってたなら、知らずに持ってたシスター怖かっただろうな。

サミュエルもエスターも、悪魔が12年も思い通りに動けなかった恨みからか、なかなか痛そうだし可哀想な死に方だった。
エスターの方はせめて、一瞬で殺された事を望む。
小荷物専用昇降機の降りた先にいたのは半分にちぎれたエスター?の格好をした悪魔なのかな?

というか、孤児の腹立つキャロル(?)が被害に遭えばよかったのにと思ったり。

かかしは、マリンズ夫妻の娘をひき殺した奴の死体かと予想したけど違ってたわー。

井戸に向かうリンダが振り返ったシーンのアナベル人形の顔がなんか可愛い。

アナベル人形、この作品の方が顔が可愛いと思ったら、前作とは別の個体なのかな?
ほっぺのほうれい線のくっきり具合とか、目の感じとか違う気がする。年齢重ねて人形も成長したのか?

閉じ込めたジャニスが消えた時、警察の人がすんなり事情を飲み込んでたの驚愕。普通あり得ない事なのに、疑わないの謎

終盤にこの作品が前作のアナベル映画に続く演出は秀逸だと思った。

あのジャニスに取り憑いた悪魔が、隣の家のアナベル人形を盗んでまた人形を依り代(?)にして活動するのは分かるけど、あの人形じゃなくてもいいのでは?

マリンズ夫妻の娘のふりをした悪魔なら、あの怖い顔のアナベル人形にこだわる必要がないように感じるんだけど……

それと嬉しいサプライズが!
実際のアナベル人形と同じ種類のお人形さんが友情出演してるのはテンション上がった!

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1回目鑑賞
2021年07月04日、dTV(レンタル)