ジブリらしさって何だろうという疑問から、さらに自分がこれまでのジブリ作品に何を求めてきたのか、それらが魔法のようにあぶり出されてくるのが面白かった。ぼくは、宮崎駿監督が描く、小動物が大好きなんです。
予告編などのイメージからずっと中世から近代にかけての物語だと思っていたので、テレビや車がある現代が舞台だったことに驚きました。よくみたらメアリの靴もスニーカーっぽかったんですね。
クライマックスの展開が過ぎた後、植物のアップのカットが「えっ、ここから実写になるの?」って思ったくらいリアルで、それまでと雰囲気が違っていたのも印象的でした。監督やスタジオのこれからの作品で、ぼくが楽しみにしてるのは、そういうところかもしれない。