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メアリと魔女の花のkrhのレビュー・感想・評価

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)
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6.22 TOHOシネマズ全国試写会にて。

ジブリの蓋が開いた…と挨拶で言っていたが、画面作りの面で、ジブリいいとこ取り総集編という感じだった。
米林さんがどの映画でどのシーンを担当したかが分かってしまうような素直な感じ。
これはあの映画のあのシーンだ!(進研ゼミ)というのが次々出てくるので、見方によってはイースターエッグ的に楽しめるかもしれない。見方によっては。

瞬間瞬間で確かにジブリでは見たことのない画があって、「蓋開いたか!?」と思うものの、次の瞬間にはなんともなくてがっかり…というのが繰り返しだったので、終盤では期待感もワクワクもなくなってしまった。
相変わらず背景は動かないし(美しいのは素晴らしいんだけど)、キャラ設定の薄いもの(森の動物たちとか)は雑に描かれてるのも残念。

ストーリー自体は、そもそもメアリが悪くない?という感じだし、勇気を出したのはメアリではなくピーターでは?と思うし、敵も何故ああもイキってしまったのかよくわからないしで、あまり入れ込めなかった。箒の管理人おじさんの都合の良さがすごい。

確かにジブリならセカオワは採用しないと思うので、その点で蓋は開いたかもしれない。
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