吉田ジャスティスカツヲ

クルエラの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

クルエラ(2021年製作の映画)
4.3
カラー作品のハズなのに、あとアジ強く印象が残るのは【白と黒と…ポイントとしての赤】そして復讐劇を主軸とすることから【これはDisney版の"シン・シティ"なんだ】と思いました😨

ヴィラン誕生の物語には、元々は無垢な人間なのに後天的に邪悪な性質を身につけるパターンが多いですよね🤔
しかしこのクルエラは極端で、子供時代から屈折と怒りが備わっている印象【そもそもキてる娘】なのですわ。
変に感情移入させない設定が、むしろヴィラン映画としての快感を持ってきますよ🕶

ただし演出自体は70年代パンクのファッションに、ポップな楽曲を絡めた【明るく、楽しくを大切にw】
そこらへんがディズニーらしいのですが、変に感動の結末へ導かれた『マレフィセント』と違って、主人公が最後まで過激に突っ走る感じが清々しいです🤯

主人公の悪を和らげるべく、別方向の底意地悪さを楽しそうに見つめるあたりに、前作が『アイ、トーニャ』だったギレスピー監督のセンスがダダ漏れしてますな🥴

兎にも角にも、その【バッキバキに格好イイ👍画】をご堪能ください♪


そのハードボイルドさから【全年齢対象なハズなのに小さなお子様を置いてけぼりにしそうな内容】ゆえ、今回はそれを減点要素とします🤔