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マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディションの盆栽のレビュー・感想・評価

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モノクロの世界でもV8を讃えよ!


 色が無くなっただけでこの衝撃と没入感を味わえるとはどういうことだ。『怒りのデス・ロード』は何回も観ているはずなのに初めて観た時の日を思い出した。これはただのモノクローム版ではない。新たなMADを体感することができる唯一無二の映画体験。

 モノクロにすることにより鮮やかになった部分、逆に見づらくなった部分が備わっており、細部にまでフューリー・ロードの無秩序さが存在している。特に夜のシーンは真っ暗すぎて黒一色しかない。武器将軍の乱射によるマズルフラッシュが唯一の明るさなのが面白い。一方、昼のシーンは圧倒的な明るさでむしろ目が痛くなる。この映画を無傷で観終わる人はいないのでは?と思ってしまうほど視覚的ダメージが尋常じゃない。覚悟せよ。

 正直、ここまで印象が変わるとは思いもしなかった本バージョン。中毒になってしまいそうな画の連続なので、カラー版と交互で観ていくことにします。

2024.5.25 初鑑賞
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