にこぺ

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダルのにこぺのレビュー・感想・評価

4.0
パワフルな作品でしたねえ。で、その力が変な方向に向いてる感じが面白い作品でした。
トーニャ本人が強烈なんだけど、その前にその母親の強烈さに度肝を抜かれます。ここまで突き抜けちゃうと、もはや拍手したくなります。今でいう虐待に相当するんだろうけど、そういう環境で育つという怖さ。そして亭主が強烈。で、ショーンってのが変!
トーニャ達のインタビューに基づいた作りだそうで、真実がどうだったのかという作品ではないようです。
オリンピックに出るような選手だからもう少し練習環境に恵まれているかと思ったら、衣装は自分で縫ってるし、スポンサーはなしというのにも驚きました。

最初にトーニャが出たオリンピックはアルベールビルオリンピック。
フィギュア女子金メダルはクリスティ・ヤマグチ。銀は伊藤みどり(この時トリプルアクセル成功)。銅がナンシー・ケリガン。トーニャは4位、トリプルアクセルにこだわっていた割には伊藤みどりの名前は一度も出てこなかったなあ。
使われていた音楽がシカゴやダイアーストレイツ等、結構耳馴染みのある曲があってよかったですね。歌詞も知っていたら、きっと映像とリンクしていたのを楽しめただろうになぁ。

2018-21
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