この映画の公開にあたり、結構なバッシングを受けたとか。トーニャを持ち上げる作りになっている点が気に入らないらしい。
映画なんだから、私は気にしないけど。
ジャケットの写真が気に入ってます。主人公のキャラクターを存分に表現してる。
ハーディング選手の記憶はおぼろげだけど、強気で勢いのある演技はなんとなく覚えている。私はカタリーナビットの演技が好きだったなぁ…。
ナンシーケリガン襲撃事件…。あんまり覚えてなかった。DV夫や妄想ボディガード、虐待母とてんこ盛りな人間関係。こんな濃い人たちだけど、トーニャも負けてない。普通なら暗くなっちゃうところを基本コミカルに作られているのが好きだった。
事件後スケートで生きていくことが出来なくなったトーニャさん。別の人生を見つけて逞しく生きておられるようで。ご本人はこの映画をどんな気持ちで観たのかな。
ラストにご本人のトリプルアクセルを決めた演技の映像が流れる。バックグラウンドがどうあれ、あれだけの技を発揮するには相当な努力の積み重ねがあったのは確か。そう思ったら、なんだか泣けてきちゃった。
