は

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダルのはのレビュー・感想・評価

4.8
あらすじ
アメリカ人初のトリプルアクセルを成功させ、オリンピック代表選手になったトーニャ・ハーディング。
夫の友人がライバル選手を襲撃したことで、転落の人生が始まる。
事件の真相と、彼女の半生を描く。

感想
すさまじく面白かった。

お母さんが凄すぎる。
お母さんがどうやってああ言うモンスターに育ったのかもマジで知りたいし映画にして欲しい笑。
じゃあなんでインコ飼ってるんだよ、って思わせる動きも最高。

事件自体は知ってたけど、よく知らない話がこんなに面白かったとは。

結局最後まで、何が本当なのかわからない、わからせない作りで、思考し続ける事を要求される。
この映画を観て感じた事すらも、本当にその感じ方であってる? と問いかけられる気がして、気持ちがどこにも安定しない感じ。

何がどうなれば良かったんだろう、とか考えるけど、あの母親じゃなければ、そもそも頭角を現す事もなかったのかも知れず。
そしての母に育てられた性格だからこそ、周りにクズが集まってしまう事にもなったという。
何がよくて、何が悪かったのか分からない。

言い訳に聞こえるかもしれなくても、全てが悪いタイミングでしか起きない人間てのも、本当にいる。
真実がどうであろうと、自分はどんな状況下でも、必死にもがき続けたトーニャが好きになりました。
は