prisky

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダルのpriskyのレビュー・感想・評価

3.5
ただのドキュメンタリー映画だと思って見てみたら、エンタメ度の高いハイクォリティな作品だった。

トーニャもジェフもショーンもラヴォナも、見事にクズ。だけど、どうにも憎めない。多少の誇張はあるだろうなーと思って観てはいたが、エンドロールに流れる実際のインタビュー動画を見ると、それほど現実とかけ離れているわけではなさそうなのがスゴイ。

トーニャ役のひと、ほんとうにフィギュアをやったのかな。トリプルアクセルのシーンはおそらくCGだろうけど、違和感なく、彼女の滑りに魅了された。人間ドラマとフィギュアの演技、双方ともに楽しめて、それも良かった。

トーニャ・ハーディング、「靴紐がぁ!」と審査員に食ってかかったり、周知のようにライバルを襲わせたり、頭のおかしい怖い女と思っていたけど、この作品を見たら、頭のおかしい大変興味深い女という印象になった。
prisky

prisky