お久しぶりの投稿です。
この映画、始まったころは、録音状態のあまりの悪さに不安を覚えていたのですが、これは良い作品です。ミャンマー国内のアカデミー賞受賞したのも納得。
ものすごくまっすぐな人間たちが登場し、エピソードごとに泣かされました。
これが作られたのはほんの６、７年ほど前というのだから、ミャンマーの今後の映画産業は伸びしろがものすごくありますね。正直、蝶と花（タイ、1985年）くらいの時代に作られたかな〜って思ってました。牧歌的な音楽（というかドラクエ感、物によってはサザエさん感も）とか、子供達のまっすぐな眼差しとか、厳しい暮らしっぷりも、すごく似ていたからです。
役者はみんな味がありました。ただ、ちょっと感覚が違っているのか、都度都度主人公の表情が想定外でした。そこで笑顔なの？！そこでその眉間のシワとは・・て。それに比べて、歴代校長の演技は、人柄がにじみ出ていて安心して観ることができました。
ツッコミどころはたくさんあるけれど、いい映画なので、ご縁がありましたら。
