ほ

ピーターラビットのほのネタバレレビュー・内容・結末

ピーターラビット(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

山賊•マフィアのアクション映画。
ブラックジョークしか無い、ビジュアルと雰囲気見て子供連れで見にきたひと大変そう。
EDで思ったけど絵本だと可愛らしいものが実写でやっているから倫理のブッ飛び具合が際立つ。

わたしは動物好きだけど、どのシーンでもピーターたちがマシンガンぶっ放されても何も言えない(因果応報)な畜生っぷりだった。
もとは動物たちの地を侵略した人間側に非はあるし父親ウサギがパイにされた憎悪もあるだろうけど、ビアという定期的に飯をくれそうな人間がいてマグレガー老人の畑を荒らして煽るのはもう趣味だろ。ひとはそれを性悪という。

愚かな善人である田舎の娘ビアと、病的な神経質で四角四面な都会の男マグレガーが出会って、いたって王道な恋愛ものが始まるのは予想外だったし、ピーターが横恋慕されたのは(かわいそうだけど)笑った。
終盤はふたりの男とひとりの女が軸になり、ものすこい勢いできれいにまとめさせた感があってさらに笑った。

あと、アニメーションみたいなウサギのもふもふ感や自然のうつくしさ、全体的に絵本みたいなかわいらしいビジュアルが良かった。
話のテンポも良い、絵本というよりブラックさも相まってカートゥーンみたいだったね。
ほ