風神

ピーターラビットの風神のレビュー・感想・評価

ピーターラビット(2018年製作の映画)
3.2
ムービープラス放送分を録画して鑑賞。

子供の頃
我が家にピーターラビットの
絵本があった。
うっすらとした記憶ですが
小さめの本で三冊セットだったような
記憶がある。
マグレガーさんが怖いのと
いたずらっ子のピーターが
悪いんじゃないのってのと
お母さんが優しかったのは覚えてる。
それくらいの記憶しかないし
物語も登場キャラもあまり知らない。

原作を知ってる嫁さんに
ところどころ解説してもらいました。
ピーターのお父さんは
原作の冒頭から出てこないらしい。
既にパイにされてたから。
なので、オープニングのお父さんが
出てくるシーンは驚いたそうです。
原作のノリやキャラ設定を
かなりいじった作りなので
原作ラブな人には嫌がられるかもと。

自分は、この手の動物CG映画は
結構好きだったりする。
冒頭の鳥の歌から始まり
走り回って歌い踊るキャラたちが
なかなかに可愛いらしい。

ただ
どうにも、ピーターと3つ子の妹が
悪い子にしか見えない。
マグレガーさんも怖いけど
丹精込めて作った野菜を盗む動物は
害獣扱いされても仕方ないかと。
電気柵にまで細工したり
家の中まで入ってきて
罠を仕掛けられては堪らない。
まぁ、限度はあるが
向こうはウサギを食べる文化が
あるんなら食べられてもしょうがない。
アグネス・チャンさんが
日本に初めて来た時
彼女にしてみたら食材であった鳩が
そこら中にいるのに
何故捕まえて食べないのか
疑問だったらしい。
鯨を食べる文化のある日本人も
海外からしたら頭おかしい扱いですし。

物語の人間との絡ませ方も
何処かで観たよう気がする。
都会と田舎の対比も
この手の作品ではお約束。

それでも
ウサギの謝り方は
可愛いくて良かった。
あと3つ子姉妹の
肋骨折っても気にしない武闘派な子も
結構お気に入りだったりもします。

2023-291
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