スローターハウス154

我が闘争 若き日のアドルフ・ヒトラーのスローターハウス154のレビュー・感想・評価

2.5
2017/4/12 DVD

ヒトラーの失意のウィーン時代を描く…ってノリなのに史実に沿ってないんか〜い(おいおい)。。クビツェク出てこないし母親が死んだの18歳あたりなんじゃ?
ヒトラーは自信過剰で怠け者のアホって描かれ方じゃあ、ヒトラーの内実には迫れないと思う。わざわざそれを訴えるために作ったのだろーか。
誰しもが、ほんのちょっとでもヒトラーになりうる要素ってあるんじゃないかと思うんだけど、そういう部分がどのように悪化してヒトラーはヒトラーになったのかを描いてくれるもんだと期待していたけど、そういう作品じゃなかった。
あと最後の方、指導者としての頭角を現して行く過程描写、雑。。
そんなわけで、ナチス関連の勉強目的で観るのにはあんまり向いてないかもと思います。
ただ、当時の薄汚〜〜いウィーンの街とその人々、そしてガリガリに体重落としたんであろうトムシリングの怪演が良かった。この人は繊細な青年役が似合うなあ。