スクリーン2番

犬ヶ島のスクリーン2番のレビュー・感想・評価

犬ヶ島(2018年製作の映画)
3.2
たけのこの里VSきのこの山みたいな感じ。犬派VS猫派。猫派の市長は犬をゴミ島に隔離する法案を可決。愛犬を奪われた市長の養子アタリは愛犬スポッツを奪り返しにゴミ島に乗り込んでいく…。というお話。
全編ストップモーションアニメで描かれる20年後の日本。日本というかJAPAN。
外国人監督はJAPANしか描けないのだろうか。誰が何を撮っても「本当の日本はこんなんじゃない。ナンチャッテだ」と言われてしまう悲しい定め。リアルな日本なんか描いてもオモンナイやろ。

主人公勢はもちろん犬派。しかし立ちはだかるアンチ犬派の猫好き諸君らは市長を代表するお国の方々。国の腐った政策、陰謀、理不尽に抗う若者たちという、よく見れば日本を正確に捉えているんじゃないか?とも思える内容。

声優が豪華。いちばんビックリしたのは市長役の野村訓市。普段彼のラジオを愛聴している私だが知らなかった。
それに渡辺謙や村上虹郎、夏木マリに池田エライザetc…。日本人だけでこんなに脇が固まっているのに海外勢も豪華豪華。でも誰が誰の声を当ててるのかは聞いてるだけじゃ分かんなかったな。日本人の声は分かるのに。外国人は声だけじゃピンと来ない。ビル・マーレイとか特徴ありそうなもんだけど。

てかディズニー+ラグが凄くてウザかったぁ〜。外が嵐だから?にしてもクルクルクルクル、ローディングしょっちゅう入れられるとのめり込めないって!