ウェス・アンダーソンの映画の中でもかなり上位の完成度だと思う。
ウェス・アンダーソンの左右対称の映像はもちろんのこと、独特のテンポもしっかり雰囲気とあっている。
アニメーションが本当にすごくて細部まで動く。日本の風景も色使いとか絵柄とか細かいところがしっかりしていて見入ってしまう。
日本感については、「色んな時代の和な文化といえば、コレ」を持ってきてうまい具合に混ぜ合わせた感じ。日本人の人柄やゴチャっとしている町並みなどかなりいい感じ。
よく違和感のある日本感を描く映画はあるが、本作はちょっとした違和感があっても意図的にファンタジックにやっているイメージなので何も思わない。
犬はあんまり好きじゃないのだけど、この映画をみたらちょっと苦手意識が克服できた。
