あきしげ

ギャラクシー・スクワッドのあきしげのレビュー・感想・評価

ギャラクシー・スクワッド(2014年製作の映画)
3.0
タスマニア州だけは無事です。

良かった点。

・テンポが非常にいい
・ギャグセンスもいい
・低予算という点を逆手に取る
・オーストリアンネタも面白い

悪かった点。

・観ている側のツッコミ待ち
・終盤の詰め込みすぎ超展開

タイトルから分かる低予算映画。
原題が邦題とまったく関係ない。
壮大なスケールのタイトルと内容が合っていない。
これは勝手につけられた邦題だから本作に罪なし。
実際はオーストラリア人の原題。
だからオーストラリアネタ多い。

世界中のファンタスティック系映画賞を受賞。
マニアックな作品だと最初から思っての鑑賞。
実際に観ると先入観を簡単に吹き飛ばす印象。

本作はテンポとギャグのセンスが良い。
最初からぶっ飛んだ設定だが問題なし。
きちんと観ている側を楽しませる演出。
ある意味、バカ映画としても成立する。

本作の登場人物はほぼボケ役。
ツッコミがいなから基本緩い。
でも、それが本作の魅力です。

その中でもオーストラリアのネタが面白い。
オーストラリアは自転車が多い。
普段からみんなが思っている事を体現する。
なぜか優遇されるタスマニア州。
もちろん、本作ではオチに使われています。

低予算なのでCGは粗い。
だが、それを逆手に取る。
エイリアンのキャラがなかなか良い。
侵略者なのになんだか愛嬌があった。
それだけに退場が悲しい。
安っぽいCGでも無問題。

オーストラリアだから出来た作品でした。
あきしげ

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