kito

サラリーマン・バトル・ロワイアルのkitoのレビュー・感想・評価

3.0
意外に面白かった。

こんなん素面ではムリだと思い(←呑む口実)、晩酌してから見始めたら案の定バトルが始まる前に寝落ちしてしまった。

で、少し寝た後ほろ酔いで改めて見直したら案外ちゃんと話が進んでて、シチュエーション・パニックものとして面白かった。

「何故に会社でバトルなん⁈」という大前提は考えても仕方がなく、原題の意味する "実験" というのを受け入れるしかない。ベタだけど邦題は中身をよく表している。

観たくなった理由は出ている俳優陣に見覚えが多いこと。悪役ボスのトニー・ゴールドウィンは「ゴースト」のアイツで、26年経っても憎らしい演技が上手い。彼は話題の「オッペンハイマー」にも出ているそうだ。

彼以外にも名前は知らないものの顔に見覚えのあるバイアプレーヤーが片手ほどいて、短いながらもバトルでヤられちゃうそれぞれの見せ場が楽しかった。話が進むにつれ血みどろ度⁈が上がり、邦題に違わぬ展開となる。

流石に殺し合いこそしないけれどリアルな会社でも細かな足の引っ張り合いは日常茶飯事で、所詮、世の中、弱肉強食なんだよなぁ、と思い出して少し切なくなる。

ラストでは次作をほのめかしている感じがするが、果たしてどうなることやら。
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