このレビューはネタバレを含みます
最近アニマルセラピーという言葉をよく聞くけど、本作はまさにPETによって癒やしや救いを得てしまう人々のおはなし。
関係性がどんどん変化してゆくのがおもしろかった。
保護された犬たちに名前をつけて可愛がるけど責任は負わない主義だったセスが、文字通り身を切る覚悟で「PET」との生活を選んだり。
自分の中の偏りを人を殺めることで埋めてきたホリーが、自分だけにまっすぐな愛を注いでくれる「PET」の存在によって救われたり。
割れ鍋に閉じ蓋的なラストは彼らにとってはハッピーエンドなのかもしれない。
メリー…