脚本がぬるい。
セリフに全く重みがないので内容がペラッペラの残念な映画。
殺すか殺されるかの手に汗握るギリギリの駆け引きをしてくれないと、ストーカー男のただの退屈な変態物語でしかない。
この先どうなるのかとハラハラもしないし、観ている方も翻弄されてしまうくらい引き込んでくれないと全然面白くないんだけど（笑）
囚われた女が言葉巧みに男を操り術中にはめたようにしたいんだろうけど、男がただのお馬鹿だったとしか思えないのは非常に問題（笑）
アイデアは良いのに、圧倒的に制作側の技術不足を感じる。会話のテクニックが貧弱なせいで説得力に欠け、意図的に植え付けた変態ストーカー男のイメージを覆えすには至っていない。
ただ、逆転の発想は面白いと思うのでこのままB級映画として埋もれさせるのはスゴくもったいない気はする。
脚本を練り直し、制作スタッフを総入れ替えしてプロモーションを工夫すれば、この映画は大化けする可能性があると思うのは買い被り過ぎですかね？（笑）
