世界中からアクションスターが集まるお祭り映画だった『エクスペンダブルズ』シリーズ4作目。これまでのシリーズのような豪華さは無く、キレの良いアクションを繰り出すのもぽっと出の悪役や名無しのスタントマンくらいで、映画の格はよくあるB級アクション映画に落ちてしまった。
1作目では豪華キャストが敢えてB級映画のノリでアクションをキメるというカッコ良さがあったが、本作はそこそこの予算なのに『ワイスピ』のような超大作感を出そうとしてスベってる感じだ。
それが如実に出てるのがゲームみたいなCG。コロナ禍での撮影だったからなのかは分からないが、画面のどこやかしこが違和感あるCGで構成されている。火薬祭りだったシリーズなのに火薬が1個もないのは残念だった。
ただ、前年はワイスピ、M:I、ジョン・ウィックと重ためのアクションシリーズが続いたので、このくらいサクッと見れるシリーズものは鑑賞中は楽しいものです。ダメな奴なのに嫌いになれない、これぞエクスペンダブルズ！
