こうきち

許された子どもたちのこうきちのネタバレレビュー・内容・結末

許された子どもたち(2019年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

最早後味がいいとか悪いとかそんな生優しい次元じゃないよね。

誕生日のシーンも、そんな可愛い音楽付けられても、もうどういう心持ちで見たらええか分からんし…
その後落ちるのが目に見えてるので、心境としてはスプラッシュマウンテン乗ってる時のそれに近かったです。

タイトルに一片の嘘偽り無しだったわ…いやもう…ここまで吹っ切れたらあっぱれだと思うよ…
許されてんな〜最初と最後に2回許されてんな〜〜〜〜〜!?
桃子って結局のところ、絆星の良心そのものだよね。ピノキオでいったらジミニークリケットな訳だけどさ、そう考えるともうなんの救いも無いよね。

お母さんもなかなかパンチ効いてる。
普通さぁ、「自分の子供が人殺しになっちゃった」なんてシチュエーション無いじゃん?お母さんがナチュラルサイコなんだか動転してるんだか分からんやん?判断つかんじゃん?
でも最後のタバコのやり取りのお陰で「あっやっぱこいつ普通の親じゃねぇんだな…」って滑り込みで「断定」できる、ギリギリで納得できるおぞましさの様な何か。

ほんで最後の最後にエンドロールの大量の文献でゾワゾワ〜っとした。とどめ刺された。隙が無ぇ。
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