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三度目の殺人のbopapaのレビュー・感想・評価

三度目の殺人(2017年製作の映画)
2.9
2018年 191本目

被告と弁護士が接見する面会室のアクリルボード越しの映像を観る度に「これをガンガン蹴り破って逃げたアイツってヤバいよね」って、大阪の事件を思いおこしてしまう今日この頃です。役所広司さんがいつアクリル板を蹴破りだすかとドキドキです。


最後まで観るとタイトルの「三度目の殺人」の意味がわかるようになってるし、主人公が過去に殺人を犯しているれっきとした犯罪者であるという部分が「こいつ、もしかしてガチのサイコパス?虚言癖?」みたいにこちらを迷わせる部分もあったりして。

まあ、そこに関しては役所広司さんの圧倒的な演技力あってこそだとは思いますが。

はっきりしたオチではないので多分モヤモヤするかとは思うのですが、よくよく考えたらパターンは2〜3個あるうちのどれかだし、もしそのどれでも無いのなら役所広司さんは無罪で、多分その夜にホッケーマスクしたジェイソンとか言う奴が社長を殺したんだよ、もうそれで良いよ、知らんけど。

あと、司法制度に携わる人らへの痛烈な批判描写もありますが、こんなノリで冤罪を作られたら実際たまらんよね。事実と真実の境目って難しいね。
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