【2018年39作目】
姉妹でメキシコ旅行。
失恋した姉を励まそうと、妹がナイトクラブへ誘う。
そこで知り合った男性達からケージダイビングに誘われた。
姉は恐さもありながらも渋々付き合い海に潜るのだが・・・。
サメ映画として観るより、海洋パニックものとして観る方がいいかも。
思ったほどサメは出ないから。
47Mもの海底から、助け出されるまでの物語のが多く描かれてるが、どちらにしろ何だか物足りない。
ラストも「え?これで終わり?」って感じで呆気なく、全体的に作り込まれていないような印象。
あと仕方ないと言えば仕方ないのかもしれないが、マスクがあるのでどちらが話してるのか分かりにくい!
姉妹の設定にするより、恋人同士とか兄妹とか男女の組み合わせにした方が、観客側が混乱しなくて済んだのでは?
私はダイビングの経験はないんだけど、あんなにギャーギャー騒いでいたら、酸素の消費が早いのは素人目にも分かる。
その辺りを観ていてもしんどいなと思ってしまった。
ラスト前の救出のシークエンスはまだマシだったので、エンドはこれで良かったのになと感じた。
結局、現実は・・・というエンドはどうも物足りない。
そう思うと、サメ映画はB級になりがちな要素が多く、敢えてそういう所を狙わずにマトモに作ろうとすると難しいかもしれない。
本作に比べ、ブレイク・ライヴリー主演の『ロスト・バケーション』は近年のサメ映画ではかなり良い出来で、良作。
本作の女性陣より、ブレイクの演じたヒロインは好感が持てるし。
とは言え興収は予想の倍以上を稼ぎ出したらし。
そこまでの面白さは感じれず、私にはハマらなかったかな。
残念!