ニクガタナ

ハリソン・フォード 逃亡者のニクガタナのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

妻殺しの冤罪で死刑宣告を受けたドクターキンブルが、護送車での事故に乗じて逃走。真犯人の隻腕の男を追う、60年代米人気ドラマのリメイク。髭面から始まり、剃って、髪染め、パクった衣装に着替えまくってハリソンの百変化が楽しめる。公開当時劇場で観て以来何度めかの再鑑賞。ラッキー&ミラクル満載展開だが、警察から逃亡しながら、医師らしい納得のアプローチで次第に真犯人に近づく独自捜査模様が観飽きず面白い。サスペンス、ミステリー、アクション、ドラマとエンタメ要素をバランス良く織り交ぜた見事な脚本。ハリソンけっこう身体張ってるが格闘アクションはあまり上手くない。ダムに飛び降りるシーンが人形過ぎるのも難だが、序盤の護送車と列車の衝突シーンとか、めっちゃ金かけてよくできてる。好きなトミー・リー・ジョーンズ演じるしつこいキレモノのジェラード連邦保安官もだんだん魅力増して繰り返される二人のニアミス追いかけっこバトルが最高。キャスティングが的確だしキャラ造形がよくできててジェラードの部下たちもそれぞれ良いキャラ。大好きなジュリアン・ムーアがほんのちょっとの出目で残念。でも綺麗。劇伴もいい感じに煽ってきていい仕事してる。シカゴ市警が能無しのクソに描かれる。終い方が粋。
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