地底獣国

オレの獲物はビンラディンの地底獣国のレビュー・感想・評価

オレの獲物はビンラディン(2016年製作の映画)
3.4
昔観たお気に入りのニコケイ映画(内容はうろ覚え)をぼんやりレビュー。

糖尿持ちで腎不全も発症している冴えない中年ゲイリー・フォークナー、病院で透析中に「パキスタンに渡り、ビンラディンを捕まえよ」という啓示を受けてしまい、これを果たすべく奮闘するというお話。

ヨットでアメリカからパキスタンまで行こうとしてメキシコに流れ着き送還されたり、イスラエルからハングライダーで滑空して行こうとして当然失敗したり、結局飛行機で行ってみたもののビンラディンを見つける手掛かりなど無く現地の人と交流して日々を過ごしたり、どこまで本当の話かわからんが、とにかく行動力だけはもの凄くある人だというのは伝わってきた(これで下手に計画力もあったら本当にヤバい事を起こしていたかもしれん)。

そんな狂信者をニコケイが楽しそうに演じているんだが、見ているうちに魅力的に思えてくるから不思議。映画の最後に出て来るご本人は普通に危ない人に見えるんで、ニコケイって大した役者だなぁ(何故か偉そう)。

ちなみにWikipediaをチラッと覗いてみたところ、フォークナーは2004年から2010年にかけて7回パキスタンに渡航して、最後にパキスタン当局に身柄を拘束された時は暗視ゴーグルや手錠、拳銃、日本刀を所持していたとの事。ホンマに持ち込んでたんか〜い!
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